O-30-5
SFA閉塞に対するF-Pバイパスの慢性血栓性閉塞に対しレーザーブースターカテーテルを用いて完全血行再建に成功した 1 例
○三角和雄,倉持雄彦,飯塚大介,久保隆史,板倉靖昌,廣瀬 信,門田佳奈,谷口 優,荒木康宏,大内厚太郎,山本真由美,清水しほ,吉原弘高,登根健太郎,新田正光,芝山 弘,加納 寛
千葉西総合病院心臓センター 循環器科
症例は65歳の男性。透析歴15年。右SFA完全閉塞のため2006年 8 月F-Pバイパス手術を受けた。進行性の間歇性蛇行が2007年 1 月より出現し,Angioにて,右F-Pバイパスグラフトの血栓性完全閉塞,左SFAの石灰化びまん性狭窄を認めた。左SFAはExcimerレーザー,Smartステントにて治療し,ABIは0.65→1.02へ改善。右SFAはGW通らずPTA不成功。内科的治療にて経過をみていたが,右下肢の虚血が進行し,壊疽傾向も認められたため,F-Pグラフト本体への血行再建を試みた。0.014GWをグラフトおよび右膝窩動脈まで通過させ,2.0mm Excimer Laser(60J,80pulse)でグラフトの血栓性閉塞を治療後,Laser boosterを用いて90°ずつdeviceをclockwseにrotateさせて掘削した。順行性のflowが再開され,残存血栓に対してはウロキナーゼ36万単位による血栓溶解療法を施行した。膝窩動脈のバイパスグラフト吻合部には4.0mmバルーンにてPTAを行い,slow flowがみられた前膝骨動脈は1.4mm Excimer laser deviceにより治療した。最終的にバイパスグラフトは,ほぼ完全に血行再建され,膝関節部以下さらに足関節以下の血流も著明に改善した。治療後ABIは0.4→1.10と改善し,臨床的にも下肢の虚血症状はほぼ消失した。径の大きい血管に対しても,門腔のgainを大きく取れるレーザーブースターによって,治療に難渋した慢性血栓性閉塞を解除できた症例を報告した。




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